SECTION-LAB Co. Ltd.
薄切中の切片の損壊を回避するために開発された切片支持用の粘着フィルムで、凍結切片用は-37℃まで使用できます。 切片は、粘着フィルムに貼り付いた状態で染色され、最終的に粘着フィルムとスライドグラスの間に専用封入剤で永久標本として封入されます。
粘着フィルム 特    徴 適 用
Cryofilm type 1 ・ 最初に開発された凍結切片支持用粘着フィルムです。 ( 改良型の供給開始により2006年に製造中止) 製造中止
Cryofilm type 2C(10)


・ CryofilmType 1の後継粘着フィルムとして2006年に開発された凍結切片支持用の粘着フィルムです。
・ Cryofilmは、-37℃程度まで凍結切片支持に使用でき、Cryofilmに貼り付いた状態で切片を染色できます。
・ アルコール処理はできますが、キシレン等による処理、40℃以上での処理には不適です。

 

凍結切片作製
Cryofilm type 2C(9) ・ Cryofilm Type 2C(10)の後継粘着フィルムとして2006年に開発された凍結切片支持用の粘着フィルムです。
・ 耐有機溶媒が改善され、キシレンやアセトン処理ができます。
・ 耐熱性が改善され、免疫染色の賦活処理は125℃まで行うことができます。
凍結切片作製
Transfer film ・ Transfer filmで凍結切片の作製後、切片をスライドガラスに移す事ができます。 凍結切片作製
LMD film ・ LMDによる遺伝子解析用凍結切片作製に使用します。 ( 使用者減により2020年に製造停止) 製造停止中
Paraffin transfer film (fine) ・ パラフィン切片作製時に切片を粘着支持するために使用します。
・ 切片支持用粘着フィルムの除去に要する時間は12時間程です。
パラフィン切片
Paraffin transfer film (rapid) パラフィン切片作製に利用 
・ 切片支持用粘着フィルムの除去に要する時間が5分程度です。 ( 使用者減により2020年に製造中止)
製造中止
「川本法」に使用する材料は、「川本法」の有用性実証を目的に発明者の許可のもとに2000年から供給を続けています。
「川本法」の有用性の実証には発明者と同様の用具・材料・方法で「川本法」を実施する事が重要で、実証に必要な材料・用具等が揃ったキットが準備されています。「川本法」使用希望者には初回にキット購入が決められ、継続して「川本法」を使用したい研究者には消耗品のみの供給を受ける事ができます。
キットの所有権は個人か研究室単位となっています。
消耗品購入においては、他人名義での購入、海外持ち出し目的での購入、転売目的での購入等は禁止となっています。

E N D

切片支持用粘着フィルム
Cryofilm等、粘着シートの問合せは下記にお願いします。 
問合せは利用者(研究者)のみとさせて頂いています。

問合せ先: info@section-lab.jp
改訂:令和05年10月 01日